「人に仕事を頼んでも断られる。」
「仕事をお願いするのは憂鬱だ。」
「部下が言うことを聞かない。」
この、「人を動かす」はそういう悩みを持った人におすすめの本です。
言うことを聞かない子供を持ったお父さん・お母さんにもおすすめです。
仕事をしているとお願いすることばかりですよね。
お願いされる方がよっぽど楽、そう思うこともありますよね。
この本は人に自分の願いを聞いてもらう方法を学べる自己啓発書です。
この本を読むことで得られること
この本を読むことで
人に自分のお願いを聞いてもらう方法、説得する方法。
人に好いてもらう方法が学べます。
もちろん魔術ではないので「人を思い通りに動かせる。」という本ではありません。
相手と自分のメリットになること、Win-Winになる時、人に動いてもらえるのです。
そうするためにやるべき事、やってはいけないことが学べます。
本の感想
この本で言っていることは、簡単なことでした。
しかし、人付き合いの方法というのは学校で習った記憶もないので、
「言われてみないとわからない。」ことだらけでした。
書かれていることは納得のいくことばかりです。
簡単だけれどいざやろうとすると難しいことです。
自分はこの本と逆のことばかりやっていて、その結果 仕事の人間関係をうまく作ることができないのも納得できました。
この本に書かれていることをできている人が周りにどれくらいいるかというと・・・
ほとんどいませんでした。
自分も身についてはいませんね。😂
この本を読んだきっかけ
仕事がうまくいっていなかった時に買いました。
色々な人にお願いをして進める仕事でした。
お願いという言葉を言い換えると指示でもあります。
毎日至急対応しなければならない仕事をしている人達に、やったことのない別の仕事をお願いする立場でした。
中々やってもらえず、上司からのプレッシャーもあり、ストレスがたまる一方でした。
自分のいうことを「はい、かしこまりました。」と聞いてくれたらどんなに楽だろうと思っていました。
人間関係に悩むサラリーマンの必読書として紹介されていたので購入しました。
本の概要
1936年に発行され、世界で1500万部以上売れた古典的な人間関係に関する本です。
日本でも500万部を突破しました。
著者はアメリカのデール・カーネギーです。
人間関係を良好にするための原則とその原則の裏付けとなる複数のエピソードを紹介していく形式です。
- 人を動かす3原則
- 人に好かれる6原則
- 人を説得する12原則
- 人を変える9原則
- 幸福な家庭を作る7原則
心打たれた言葉
人が思ったように動いてくれないと、ついつい忘れがちなことがたくさん書かれているこの本ですが、心に響いた言葉を一つ紹介します。
手きびしい非難や詰問は、大抵の場合、何の役にも立たない
仕事とかで問題があったら、他の人を責めてしまいますよね。
頭の中だけで「あいつがこうしないから悪い。」
と人を猛烈に責めることもありますし、
メールで相手を非難したり、されたり
時には声に出して口論になることもあります。
お恥ずかしい話ですが😅
そして、大抵の場合相手が自分を正当化するだけで、
逆に自分が責められて終わります。
関係が悪化しお互いに疲れ果てて終わるだけですよね。
どんな場面にも当てはまる言葉です。
著者のデール・カーネギーについて
鉄鋼王と呼ばれたアンドリュー・カーネギーとは全くの別人で特に関係もありません。
教師や営業など様々な仕事を得たのち、話術と人間関係を大人に教える仕事につきました。
今でいうセミナー講師ですね。
20年間で1万5千人以上に教えたそうです。
その時に適切な教科書が無いということで作ったのがあらゆる書物を調べ上げ、人に話を聞き、人間関係の原則をみつけたのです。
その原則がひとつ、またひとつと増えやがてこの本になったのです。
人間関係に悩む人の必読書です。
是非読んで見てください。
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