「本を読みたいけど一体何を読んだらいいのか。」
この、「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術 著 山口周」はそんな、どんな本を読んだらいいのか、本を読んでも意味がないのではと思っているサラリーマンにおすすめの本です。
本を読むべしという言葉はいたるところで聞くと思いますし、実際読んでもほとんど何も残らなかったりしますよね。
そういう私も本は結構読んできたと思いますし、これからも読みたいと思います。
しかし読みたい本がなかったり、読む前に読んだって意味ないかなと思ったりして結局なにも読もうとしないのです。
しかしこの本を読むことで、どういう本をどのように読んでいけばいいかがわかります。
しかも仕事につなげる、読んで実際に役立つのです。
この記事では読書を仕事につなげる技術を読んだ感想を紹介します。
この本を読むことで得られること
この本を読むことで、サラリーマンとして仕事に生かすための読書方法がわかります。(タイトルそのまんまですが😅)。娯楽のための読書ではなく、読書を役に立てるにはどうしたらいいのかを学べます。
そして読書を通して、自分の個性や強みを探っていく、作っていく方法がわかります。
本の概要
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術は読書術の本です。
読書は2種類の本を読め、ということで、ビジネス書と教養書を両輪として読むことを勧めています。
ビジネス書はこれだけ読んでおけばいいという名著がビジネス書マンダラとして紹介されています。ホワイトカラーのサラリーマン誰しもが読んでおくべき必読書と担当分野によって読んでおくべき必読書が絵のように配置されていてわかりやすいです。
ビジネス書マンダラはAmazonの試し読みで見ることができます。
ビジネス書の読み方、教養書の読み方がそれぞれ紹介されています。
そして本を読んだ後、生かすためにどうするかが書かれています。
本の感想
ビジネス書はたくさん読んできましたが、ビジネス書マンダラの中心にあった本で私が読んだのは1冊もありませんでした。経営や財務は自分の仕事として直接やったことはありませんでしたが、会社で働くサラリーマンとしては基礎知識として備えておくべきものだと思ったので3冊選び買いました。1冊目に読んでいるグロービスMBA経営戦略は読み応え十分で勉強しているという実感が持てます。
一方の教養書です。読むべきものとして7つのカテゴリーが薦められています。
- 哲学(近・現代思想)
- 歴史(世界史・日本史)
- 心理学(認知・社会・教育)
- 医学・生理学・脳科学
- 工学(含コンピューターサイエンス)
- 生物学
- 文化人類学
どうでしょうか?
正直、どれもカタい本、勉強という印象を持ちました。平たく言うとあまり興味が無いジャンルです。
山口周さんはこの中から面白そうだと思えるものを読むことを勧めています。
そしてそれが差別化になるということです。
好きなものが個性を作るということに繋がっていくのでしょう。
しかし、こうも言っています。
他人は知らないけれど自分が夢中になれる本をどれだけ読めるかが差別化になります。
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術より
私は、先ほどの7つのカテゴリーの外に自分が夢中になれる本があるのであればそれを読めばいいのではないかと思います。
私の仕事はウェブサイトにあまり関係なかったのですが、ウェブサイト運営の知識があると社内で公言することでそういった仕事が舞い込み自分の仕事が広がりました。自分が社外で培ったものを仕事に持ち込めれば幅は一気に広がると思います。
ウェブサイト運営の知識は上のカテゴリーでいうとコンピュータサイエンスに含まれるのかもしれませんね。
この本では良書を繰り返し読むことを勧めています。
しかも本は10冊以上同時に読むことを勧めています。
ということは少なくとも20回は読まなければいけないのです。
読み方のアドバイスは書いてあるものの、求められる読書量は多いと思いました。
この本を読んだきっかけ
私自身、本を読みたかったのですが、何を読んだらいいかわからず、「読書 何を読むべきか」といったキーワードで検索したところ、この本を紹介しているページに出会い、即買いしました。
心打たれた言葉
ちょっと長いですが引用します
色々なジャンルの本があって、あるジャンルの本は読んでいて楽しい、気持ちがいいと思える一方で、あるジャンルの本はどうしても面白いと思えない、~中略~ これをずっと繰り返していると、自分がどのようなことに興味、関心を持っているのかがはっきりとしてきます。要するに自分という人間がわかってくるわけです。
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術より
わたしも先ほどの7つのカテゴリーの中で自分が読みたい本を探してみて脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法を読んだら以外と興味を持つことができました。新たなジャンルを試してみることで自分の意外な興味がわかるかもしれませんよ。
著者の山口周さんについて
山口周さんは組織開発を専門にする外資系コンサルティングファームで仕事をしているそうです。こういう仕事をしている人はMBA=経営学の学位を持っている人がほとんどらしいですが山口さんはMBAを持っていませんでしたが、読書で独学したからだそうです。
価値あることは独学で学べるという考えからこの本を書いたのでしょう。
まとめ
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術の読書方法はなかなか納得のいくものでした。
私もこの路線で読書をしています。
エンタメとしての読書ではなく、時間の限られているサラリーマンがいかに効率的に有益な情報を読書で得、活用するためのすべが書いてあります。
読書を血肉に変えたいという方は是非読んでみてください。
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